気質と個人差の科学 ·
反芻思考とは何か——研究が分けた「二つのぐるぐる」
反芻思考は「苦痛の症状とその原因・結果に、繰り返し受動的に注意を向ける反応の仕方」として定義された心理学の概念です。約1,300人の地域住民を1年追った研究、約1,130人のデータを因子分析した研究、そして反芻に的を絞った認知行動療法の試験まで、原典に当たって「ぐるぐる」の中身を整理しました。
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反芻思考は「苦痛の症状とその原因・結果に、繰り返し受動的に注意を向ける反応の仕方」として定義された心理学の概念です。約1,300人の地域住民を1年追った研究、約1,130人のデータを因子分析した研究、そして反芻に的を絞った認知行動療法の試験まで、原典に当たって「ぐるぐる」の中身を整理しました。
気にしすぎる性格をやめたい、という願いは「考える量を減らす」方向に向かいがちです。ただ研究の側では、同じ考えすぎでも未来向きの心配と過去向きの反芻が分けられ、さらに反芻の中も抑うつと強く結びつく成分とそうでない成分に割れています。出典をたどって、どこが動く部分なのかを整理します。