朝型・夜型はどこまで生まれつきか——クロノタイプ研究の現在地
朝型・夜型の差はどこから来るのか。70万人規模の遺伝解析、5万人超の分布調査、そして夜型を2時間前倒しした小規模な無作為化比較試験まで、クロノタイプ研究が実際に示していることを出典をたどって整理しました。
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朝型・夜型の差はどこから来るのか。70万人規模の遺伝解析、5万人超の分布調査、そして夜型を2時間前倒しした小規模な無作為化比較試験まで、クロノタイプ研究が実際に示していることを出典をたどって整理しました。
仕事が向いてない気がする——その感覚は何を測っているのか。172研究・836の効果量を統合した適合のメタ分析では、「向いている感じ」と満足度が強く結びつく一方、実際の成果との相関は.20どまりでした。何を「適合」として測るかで数字が動く理由まで、出典をたどって整理しています。
日常語の「ストレス耐性」は、研究側の複数の別々の概念にまたがっていて、一本の目盛りには収束していません。208研究のメタ分析が示した「反応を跳ね上げる状況の型」と、重大な出来事のあとの回復の軌跡を、出典をたどって整理しました。
燃え尽き症候群はWHOの分類でどう扱われているのか。三つの次元、性格との関連を83研究から整理したレビュー、そして医師1,550人を統合したメタ分析が示した「個人向けより組織向けのほうが効果量が大きい」という非対称な結果。出典をたどりながら、原因がどこにあるとされているかを整理します。
承認欲求は消すべきものなのか。所属欲求を「基本的欲求」と位置づけた古典、賞賛を得たい欲求と拒否を避けたい欲求を別の次元として分けた日本の尺度研究、自尊心の賭け先という視点、そして100万件超の投稿から見えた「いいね」の作用。出典をたどって整理します。
疲れやすい体質は生まれつきなのか。双生児研究が出した遺伝率40%という数字、4万人超を追ったメタ分析が示した性格との関連、そして遺伝子レベルで疲労と絡まっていた意外な形質。同時に「体質」で片づける前に外しておきたい医学的な原因についても、出典をたどって整理します。
HSPは病気なのか、という問いには研究の側からわりとはっきりした答えがあります。診断のための概念として作られていない、という答えです。ただし「病気ではない」は「気にしなくていい」とは違います。感受性の研究が何を扱い、何を扱っていないのか、そしてどこからは別の枠組みで見てもらうべきなのかを出典付きで整理します。
気にしすぎる性格をやめたい、という願いは「考える量を減らす」方向に向かいがちです。ただ研究の側では、同じ考えすぎでも未来向きの心配と過去向きの反芻が分けられ、さらに反芻の中も抑うつと強く結びつく成分とそうでない成分に割れています。出典をたどって、どこが動く部分なのかを整理します。
神経質だと言われる。この一語は、負の感情の起きやすさ・きちんとしたい欲求・ミスの引きずり・感覚のきつさを一緒くたにしています。神経症傾向のGWASメタ分析や遺伝率のメタ分析、完璧主義への介入研究を出典付きでたどり、どこが動かせる部分なのかを整理します。
飽き性なのは根性がないから、とよく言われます。でもグリット研究のメタ分析では、成果を予測するのは「興味の一貫性」より「努力の粘り強さ」でした。退屈と覚醒のメタ分析や刺激追求の研究も合わせて、続かなさという個人差を出典付きで整理します。
せっかちな性格は、本当に直すべき欠点なのでしょうか。「待てなさ」「時間切迫感」「いらだち」という三つの別々の個人差に分けて、タイプA行動パターンのメタ分析や遅延割引の研究から、急いでしまう仕組みを出典付きで整理します。
内弁慶という言葉には、家では強いのに外では縮む自分への後ろめたさがつきまといます。行動が状況でどれだけ振れるのかを調べた経験サンプリング研究、新奇な場面で現れる気質、そして一貫性を求める文化的前提について、出典付きで整理します。