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仕事が覚えられないのはなぜか——記憶研究が示す「条件」の話
仕事・キャリア ·

仕事が覚えられないのはなぜか——記憶研究が示す「条件」の話

仕事が覚えられない——その苦しさを、能力の優劣ではなく学習の条件として読み直します。認知負荷理論のレビュー、184論文を統合した分散学習のメタ分析、テスト効果のメタ分析、10の学習法を評価した大規模レビュー。原典に当たって、何がどこまで言えるのかを整理しました。

断捨離の効果を研究で検証する——何が言えて、何がまだ言えないか
ライフスタイル ·

断捨離の効果を研究で検証する——何が言えて、何がまだ言えないか

断捨離の効果として語られる「集中力が上がる」「ストレスが減る」「人生が変わる」。この主張と実証研究の距離を測りました。視覚的な競合の脳科学、家の語り方とコルチゾールの観察研究、クラターの影響度と生活満足度の横断研究。関連はたしかにある。ただし、それが何の関連なのかは丁寧に見る必要がありました。

反芻思考とは何か——研究が分けた「二つのぐるぐる」
気質と個人差の科学 ·

反芻思考とは何か——研究が分けた「二つのぐるぐる」

反芻思考は「苦痛の症状とその原因・結果に、繰り返し受動的に注意を向ける反応の仕方」として定義された心理学の概念です。約1,300人の地域住民を1年追った研究、約1,130人のデータを因子分析した研究、そして反芻に的を絞った認知行動療法の試験まで、原典に当たって「ぐるぐる」の中身を整理しました。

ワークエンゲージメントとは何か——「燃え尽きの反対」は本当か
仕事・キャリア ·

ワークエンゲージメントとは何か——「燃え尽きの反対」は本当か

ワークエンゲージメントは「活力・熱意・没頭」の3要素で定義された、仕事に関する肯定的で充実した心理状態です。バーンアウトの正反対として提唱されながら、因子分析はその想定を支持しませんでした。原典の測定論文、11万人規模のメタ分析、厚労省の白書に当たって整理します。

転職の不安は何でできているか——「動かないほう」に傾く力を研究で読む
仕事・キャリア ·

転職の不安は何でできているか——「動かないほう」に傾く力を研究で読む

転職への不安は、慎重さの表れであると同時に、意思決定そのものに働く偏りの結果でもあります。現状維持バイアスの古典的研究、感情予測の外れ方を調べた6つの研究、入社後の適応を70標本でまとめたメタ分析、そして厚生労働省の賃金変動データ。決めきれない夜に効く材料を、出典に当たって整理しました。

セルフコンパッションは、何を測っているのか——効果と、尺度への批判
セルフケア ·

セルフコンパッションは、何を測っているのか——効果と、尺度への批判

セルフコンパッションは「自分への優しさ・共通の人間性・マインドフルネス」の3成分として定義された概念です。27件のRCTをまとめたメタ分析は介入の効果を報告する一方、測定尺度そのものへの強い批判もあります。原典と批判論文の双方に当たり、この概念がいまどこまで支えられているかを整理しました。

アサーションは「言えない」に効くのか——研究を読む
人間関係 ·

アサーションは「言えない」に効くのか——研究を読む

アサーションは「相手を尊重しながら自分の考えも伝える」コミュニケーションの方法として、日本でも研修や書籍で広く紹介されています。では実際に訓練を受けると何が変わるのか。12件のRCTを束ねたメタ分析、日本の大学新入生を対象にした群間比較、ネット配信版のRCTを読み、効いたものと効かなかったものを分けて整理します。

キャリアアンカーの8分類は、どこまで裏付けがあるのか
仕事・キャリア ·

キャリアアンカーの8分類は、どこまで裏付けがあるのか

キャリアアンカーは、Scheinが提唱した「キャリアの選択で譲れないもの」を8つに整理した枠組みです。研修や自己分析で広く使われていますが、その8分類が測定でどこまで再現されているかはあまり語られません。南アフリカ2,978人、日本の大企業1,083サンプルなどの因子分析の結果を読み、この枠組みの使いどころを整理します。